IIRフィルタと位相のずれ
2次の伝達関数を持つローパスフィルタを作った場合
位相特性はf0(=カットオフとか遮断周波数)のときをだいたい90度にして
180度まで回ります。
と大学の教科書に書いてありました。
位相の実測は難しそうなのでやりません。
180度というのは振幅の半分ずれるということ。
前回使ったf0=0.01のフィルタはf0での振幅が100ピクセルなので
高周波成分は50ピクセルくらいずれる・・・んだとおもいます。
なにはともあれ実験。
例によって元画像はこれ。
LPF
上側は→方向に。下側は←方向にかけてみました。
真ん中は無加工です。
この画像のサイズは640x480なのでずれ幅はもうちょっと小さいように見えますね。
上の話は全然違うのかもしれない。
でもきにしない。
HPF
ちなみにHPFで同じ事をしてみると
微妙にずれてる程度。
・・・理論との比較はとりあえず今後の課題にしましょう。
色が変化したあとにピークが来ている感じですね。
前に実験したこれと同じように動いてる感じです。
フィルタに両側から入れてみる
ずれたぶん逆からずらせばいいんじゃないか?
という疑問がわいてきたので
上の部分は→方向のあと←方向にかける
下の部分は←方向のあと→方向にかけるという処理をしてみると
ぴったり合っている。
・・・ように見える。
人は音声の位相ずれは認識しにくいけど
画像の位相ずれは認識しやすいのかもしれない。
あとで実験してみましょう。
wavファイルをアップロードすると容量オーバーになりそうなのが懸念。
色の変化点を黒くしてLPF通したものに重ねるとアニメっぽい絵が出来そう。
調べればやってる人たくさんいるんでしょうけど
自分でやってみるのが楽しいので試行錯誤しながらいきます。
結論
画像処理だと両側からかけたほうがうまくいきそう。